「東京地検特捜部が議員会館にまでガサに入ったとなれば、過去の例から1か月前後で次の動きがあります。遠山氏は本人が議員辞職しているので、選挙とも関係がないので捜査がやりやすいと思う。捜査のターゲットが本当に遠山氏だけなのか? 自民党など他の国会議員に波及する可能性も考えられる」

 横浜市長選の直前に、東京地検特捜部が動くことも考えられるという。

「横浜市長選で小此木氏が負け、東京地検特捜部の捜査が動けば、ダブルパンチとなり、菅おろしが始まって政局になる。菅首相は自分の派閥がないので、ピンチとなれば、ついてくる議員はあまりいない。それどころか、側近だと言っていた議員も『自分の選挙がありますから。一緒じゃ負けてしまう』と急に菅首相と距離を置き始めている。遠山氏絡みの捜査があるので、公明党は何もできません。横浜市長選に負ければ、首相は9月の自民党総裁選にも出馬できず、退陣するしか道はない」(自民党幹部)

 永田町では早くも「ポスト菅」探しが始まっているという。安倍晋三前首相の「再々登板」もささやかれている。前出の国会議員がこういう。

暮らしとモノ班 for promotion
大谷翔平選手の好感度の高さに企業もメロメロ!どんな企業と契約している?
次のページ
ポスト菅の筆頭は安倍前首相