AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2021年8月16日-8月23日合併号では、医療系の人材紹介サービスで営業職を務める石本真吾さん、IT企業で環境関連業務の企画や推進、プロモーションなどを担当する石本さや香さん夫婦について取り上げました。
【写真】20歳上の上司にプロポーズ、元バンドマンの夫とファン…さまざまな夫婦のカタチ
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夫30歳、妻27歳のときに結婚。長女(6)と次女(5)の4人暮らし。
【出会いは?】お互い同じ大学での委員会活動で先輩後輩の関係だった。卒業後、共通の知人の結婚式で久しぶりに再会した。
【結婚までの道のりは?】再会後、意気投合し、交際へ発展。1年後に自然な流れで結婚。
【家事や家計の分担は?】家事と育児は、基本半分ずつ分担。それぞれの仕事の負荷に応じて、バランスを取り合っている。財布は一つで、妻が管理している。
夫
石本真吾[37]
MRT 営業
いしもと・しんご◆1983年、福井県生まれ。大学卒業後、国家公務員として10年間働いた後、2017年に医療系の人材紹介サービスのMRTに転職。現在は、営業として従事している
大学卒業後、国家公務員の仕事をしていましたが、体力的な厳しさを感じるようになり、転職を考え始めました。妻に相談したところ、応援してくれて、「こんな会社もあるよ」と教えてくれたのが、現在勤める会社でした。営業という仕事は未経験でしたが、営業経験者の妻からの「営業は仕事の基本になる」との言葉に後押しされ異業種への転職を決意しました。
子どもが生まれてからは自ずと仕事の生産性を上げる意識が高まるようになりました。基本的に保育園の送りを妻が、迎えは私が担当しています。妻の出張が入った場合、その日を自分の振り替え休日に充てるなどして、夫婦で協力して育児と家事を分担しています。4年ほど前に乾燥機を購入。保育園関連の洗濯が大量にあったため、それが天候に左右されることがなくなり、重宝しています。
今は、4人で「川の字」のように横並びになって寝ています。これからも家族仲良く、「一体感」を大事にしていきたいと思っています。