日本はなぜ完敗したのだろうか。前出のスポーツ紙記者は「森保監督の起用法」に疑問を呈した。

「FW大迫勇也にボールが入って攻撃のスイッチが入るのですが、オマーンは徹底的に狙っていました。大迫に入るボールをインターセプトし、ボールが入ってもセンターバックとボランチで挟み撃ちにして奪う。前半戦でその狙いは一目瞭然でした。大迫はコンディションがイマイチで本来のパフォーマンスには程遠かったので、前半で交代しても良かったと思います。森保監督が最後まで大迫の1トップにこだわったために、堂安、久保、古橋は前線にスペースがなく持ち味を生かせなかった。オマーンの戦いぶりは見事でしたが、日本ももう少しやりようがあったように感じます」

 最終予選でまさかの黒星スタートに、SNS、ネット上では「五輪含めて本気の試合で三連敗は森保では通用しない事がわかる。コンディションを考慮せずネームバリューと実績だけで選手を選んで修正もなしで負けるなど論外。戦術の型が無さすぎる。個人のインスピレーションに任せるしかないのでは結果が残せる訳がない。切に森保解任を望みます(原文ママ)」、「このまま森保監督のままでは最終予選敗退も十分にあり得る。最終予選は始まったばかりだから早めに手を打って交代した方がいい(原文ママ)」など森保監督の解任を求める声が多い。

 次戦は8日にカタールの首都・ドーハで中国と戦う。現状では先行きが明るいとは言えない。森保監督が「タレント集団」を束ねて息を吹き返せるだろうか――。(江口顕吾)

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