![「墓場の画廊」で販売されているコラボグッズ。「ロケットパンチハンマー」](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/e/0/840mw/img_e0a314268a8ad492ec7418a32a393a22192168.jpg)
■あのロッカーもSNSにアップ
「墓場の画廊」では定期的に永井豪作品を取り上げるイベントを開催しているが、5月に開催された同イベントに大きな反響があり、再開催された。
イベントを記念して製作されたTシャツをはじめ、リバーシブル仕様で総刺繍仕上げのスカジャン、キャップなど作品をモチーフにしたさまざまなコラボグッズも販売されている。反響が大きいのが、マジンガーZのロケットパンチを模した金属製の「ロケットパンチハンマー」だという。
「『ロケットパーンチ!』と言いながら日曜大工をするときに使ったり、ビールグラスも『デビール』というダジャレだったりと、日常でクスッと笑えるようなコラボ商品も出しています」
と、墓場の画廊代表、佐山有史さんは語る。
中野の画廊、そして地方の百貨店での巡回展や品川駅構内などでのコーナー出店なども行う。訪れる層は放送当時から作品を知る40~50代が中心だというが、
「コロナ禍が落ち着き、昭和サブカル好きな20~30代の若い女性や、外国人の方もよくいらっしゃるようになりました。2作品のキャラクターをアート感覚でアレンジして展開するソフビ人形も人気なのですが、当時を知らない世代や外国人さんも、そのソフビ作品を入り口に2作品に触れ、感銘を受けるという新たな流れも生まれています」(佐山さん)
![デビルマンのメタルTシャツ((c)永井豪/ダイナミック企画)](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/2/e/840mw/img_2edb05abf34fc6f6433ebcdf8f40ec73130773.jpg)
墓場の画廊ではキャラクターとロックの意匠を組み合わせたTシャツシリーズも展開しているが、その中でも永井豪作品の人気は高いという。
「デビルマンのサタニックなイメージ、マジンガーZの鉄の城というイメージは、ロックテイストとの親和性が高いです。先日来日した、ガンズ・アンド・ローゼズのベーシスト、ダフ・マッケイガン氏がインスタのストーリーにうちのデビルマンTシャツをアップしてくれて、驚きました(笑)」
この先も、両作品は世界中のあらゆる世代に影響を与え続けるに違いない。(本誌・太田サトル)
※週刊朝日 2022年12月2日号
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