岸田さんには、例えば、河井案里氏の件も聞いたんですよ。「あれはどう思っているんですか? カネ出したのは二階さんということでいいんですね?」と質問したら、「執行部と言っているので、そういうことにはなりますね」とまで話してくれている。いろいろ話してはくれるものの核心部分になると、白・黒の断言はしない。そういう点はあった。
でも、この人が総理になったら、この時点でウソついていなければ、記者会見でもきちんと説明するんだろうなと思った。記者会見って、時間が限られているじゃないですか。記者会見という場が記者に説明して、国民が知ることになるわけだけれども、今は途中で切ったり、質問を一人一問にしたりして、「時間がないから十分な説明ができないのでは?」と質問したら「そこは可能な限り説明します」と。そこがキモだと岸田さんは言ってました。
一方、河野さんは白・黒、ハッキリ決めるイメージはありますよね。高市さんは主張は一貫していますよね。僕が昔、内閣府の詐欺防止のCMをやった時に高市さんが大臣だったんですよ。CM撮影後、詐欺防止のキャンペーンにも駆り出されて、東京・巣鴨でおじいちゃんおばあちゃんにビラを配る仕事で、その時、大臣の高市さんも来ていました。すごく話しかけやすい、ノリのいい関西の女性という感じでした。「大臣ってこんなにしゃべりやすいんだ!」って、思ったことを覚えています。
立候補者は50代~60代でみんな、このままじゃいけないという思いは同じな感じがする。この流れは止めなければならないということ。それぞれ、争点がなんだとかなるけど、今回みたいにワチャワチャなるのはいいことなのでは? 猫も杓子も誰でも政治を語っているっていうのはアリだな。政治は我々みんなのもの、国家もみんなのものだから。批判もわかるんだけど、自民党総裁選ばっかり取り上げやがってというのもわかるけど、それによって、おじさんもおばさんも、若者も政治の事をしゃべるというのは、実はこれはとても正しい。
■カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。オンラインサロン「竹山報道局」は、4月1日から手作り配信局「TAKEFLIX」にリニューアル。ネットでCAMPFIRE を検索→CAMPFIREページ内でカンニング竹山を検索→カンニング竹山オンラインサロン限定番組竹山報道局から会員登録。