だから、野党に坂本龍馬みたいな人物が現れて、立憲民主党も国民民主党も全部ひとまとまりにするようなスターが出て来ない限りは野党には振り向かないですよね。誰かまとめられるキャラがいない限り難しい。そんな役回りを野党の若手が買って出てくれればいいのに。「やってやりましょうよ!」みたいな活きの良さをあからさまに(削除)見せるスターがいないとまとまらない。それを誰もやらないというのは、自分の保身を考える人しかいないのかな? と思ってしまいますよね。

 野党の人たちとテレビでご一緒すると、「あれ、この人、本番になったら日和ってないか?」とか「それ、主張してしまえ。 政治人生変わるかもしれないぞ!」みたいな場面に遭遇します。自分の仕事をアピールするだけで、「やってやりましょうよ!」っていう人を見かけない気がする。だからこそ、期待を込めて、野党からスターが出てきたら面白いのにと思う。実は、そういう人が求められているのではなかろうか? 

 総裁選はワクワクして見守っています。誰が総裁になるとイヤとかもないし、総裁選候補者は野田さん以外、仕事でお世話になりました。岸田さんは話しやすい方だったし、河野さんは“地元の先輩”みたいだった。年齢が近いのもあるかもしれないが、飲み屋でふらっと出会う地元の先輩みたいで、話しやすいし、遠い存在な感じがしない。そういう点では、国民への説明などで親しみやすさからの変化が出てくるかもしれないですね。

■カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。オンラインサロン「竹山報道局」は、4月1日から手作り配信局「TAKEFLIX」にリニューアル。ネットでCAMPFIRE を検索→CAMPFIREページ内でカンニング竹山を検索→カンニング竹山オンラインサロン限定番組竹山報道局から会員登録。

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