アートオブエデュケーション代表取締役・安浪京子さん(やすなみ・きょうこ)/著書に『中学受験 必勝ノート術』『中学受験にチャレンジするきみへ』、共著に『親がやるべき受験サポート』など(撮影/掛祥葉子)
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アートオブエデュケーション代表取締役・安浪京子さん(やすなみ・きょうこ)/著書に『中学受験 必勝ノート術』『中学受験にチャレンジするきみへ』、共著に『親がやるべき受験サポート』など(撮影/掛祥葉子)

 まずはテスト結果を見て苦手な分野はどこかを探し、5年生のテキストに戻って復習する。算数は基本的な計算から固め、国語の長文が苦手な子は、過去問を使って音読させると読むスピードがぐんと上がります。そのあたりまでは親のフォローが必要です。


 ただ、親が必死で勉強を教える必要はありません。ケンカになります(笑)。授業動画を一緒に見たり、知識分野の一問一答に付き合うなどの形で学習に寄り添ってあげてください。


 何より大切なのは、子どもがわからないことを「わからない」と言える親子関係を作ること。直前期の今だからこそ、きちんと理解できないのにわかったふりをしている子は意外に多いです。


(構成/ライター・玉居子泰子)

AERA 2021年10月18日号より抜粋