
イクメンを支援する厚生労働省後援のもと開催される「イクメン オブ ザ イヤー」。11回目となる今年は、フリーアナウンサーの登坂淳一さん、タレントのJOYさん、EXILEのMAKIDAIさん、元プロ野球監督のアレックス・ラミレスさん、動画クリエーターのンダホさんが受賞。ファッションデザイナーのドン小西さんがチェックした。
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しかしこの賞って必要かね。父親だろうが、母親だろうが、育児は当たり前の時代。厚生労働省が支援して、もう11回も続いているイベントらしいが、なんとまあ時代遅れ。こんなのやってるの、日本だけだっつうの!
しかも授賞式に今どき全員スーツっていうのもどうなの。ベストドレッサー賞かと思っちゃったもんね。さすがにみんなキャラに合ったスーツを着てはいるけどさ、例えば量販店の売れ筋を、上から下まで借りてきたのがミエミエな、JOYの無駄にかっこいいスーツとかね。
受賞者の幸せトークが炸裂して微笑ましい授賞式だったようだが、こんな格好だからリアリティーも何もあったもんじゃない。イクメン大賞なんだもの。みんなの参考になるような子どもと遊ぶ服の提案とか、パパファッションで盛り上げてほしかったよ。ま、どんなにがんばっても、ママにはこんな賞はないわけだし。イクメンなんて呼ばれているうちはまだまだってことで。
■評価は……?
3DON! 「かっこよすぎて、リアリティー不足です」
(構成/福光恵)
※週刊朝日 2021年11月5日号

