木下優樹菜さんの置かれている状況は、TKO木下さんの状況と酷似しています。いずれも芸能人で、トラブルから事務所を退所していて、世間からのイメージが芳しくなく、YouTubeでアップした最初の動画が謝罪動画という点です。芸能人という知名度と、世間からのバッシングの大きさの状況、そしてYouTubeの動画についた低評価の反響が、とても似ています。

 人の印象というものは、一度悪いイメージがつくと払拭するのが難しく、YouTubeに動画をアップすることでアンチや批判や反感に拍車がかかる部分もあります。マイナスからのスタートとも言えます。木下さんの場合は30歳を超えているママなので、30代のママに好かれるチャンネルを運営するのが望ましいかもしれません。コンテンツとしての寿命が長く、企業案件も多く、YouTuberとして息の長い仕事ができるジャンルだからです。

 この路線で成功しているのは、元モーニング娘。の辻希美さんです。辻さんの場合、かつてブログでたびたび炎上するなどしましたが、現在では同世代や若い世代のファンを抱えるママとなりました。ただ、木下さんが辻さんの路線にいけるのか、というと難しい面があります。辻さんは木下さんとは異なり、法律を違反したり裁判になるなどの大きなトラブルがありません。正直に言えば、木下さんの場合は何をしてもイメージが悪いので立ち回りは非常に難しく、チャンネルのハンドリングは相当難易度が高いです。

 30代のママという層は、「一度嫌いになった人をなかなか好きにならない」「過去の過ちについて絶対に忘れない」という傾向がある上に、不倫や浮気などの不貞に対しては非常に厳しい目をもちます。木下さんが、もし、YouTubeを通して好感度をあげたいと考えるのであれば、相当大変な企画を考えないと難しいと言えます。

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