秋篠宮妃・紀子さまの父親で、学習院大学名誉教授の川嶋辰彦さんが4日、東京都内の病院で亡くなった。81歳だった。川嶋さんは東京大経済学部を卒業し、1971年、米ペンシルベニア大大学院の博士課程を修了。76年から2011年まで学習院大経済学部教授を務めた。
【写真】祖父・川嶋辰彦さんのお見舞いに訪れる眞子さんの様子はこちら
秋篠宮ご夫妻が結婚した90年当時は、学習院大構内の教職員用共同住宅に住まわれていたことから、紀子さまは「3LDKのプリンセス」などと呼ばれた。
川嶋さんが都内の病院に緊急入院したのは、眞子さんと小室圭さんが婚姻届を提出する1週間前のこと。
「辰彦さんは緊急搬送されてから、ICU(集中治療室)に入ったままだったそうです。紀子さまや眞子さん、佳子さま、悠仁さまがたびたびお見舞いに訪れていましたが、いつもガラス越しでの面会だったようです」(宮内庁関係者)
眞子さんと夫の圭さんは先月29日にはそろってお見舞いに訪れ、亡くなる前日3日の夜には眞子さんが一人で病院を訪れていた。
「川嶋さんは高齢で、もともと持病もありましたが健康には気をつけていました。1カ月ほど前には『週刊女性』の取材にユーモアを交えて話していましたからね。上皇ご夫妻にとっても川嶋家にとっても初孫にあたる眞子さんの結婚は、本来なら誰からも祝福されるような形で、という思いは強かったと思います。ですが、皇室の結婚に伴う儀式もなく、入籍だけ……という異例な形で皇室を去ることや結婚に関する報道などを見て、とても心を痛めて心配されていたのだと思います」(皇室ジャーナリスト)
だが、「川嶋さんは紀子さまを皇室に嫁がせてからは、秋篠宮邸に行くことも紀子さまや眞子さん、佳子さま、悠仁さまたちとお会いすることすら控えていらした」と話すのは皇室記者だ。
「ほとんどと言っていいほど皇室関係の会合などにも出席されませんでした。でも、お孫さんたちが小さい頃には、いつもすてきな絵本や児童書をプレゼントされていたそうです。眞子さんは、もっともっと祖父である辰彦さんとお話したかったのでしょう。川嶋さんからプレゼントされた絵本や児童書は今も大切に持っているそうです。皇族から離れたことで逆に自由にお見舞いに行けるようになったので、3日も一人でお見舞いに行ったのかもしれません。眞子さんにとって、自由に祖父と会うことができたのは最後のやさしさと感じていたのではないでしょうか」