週刊朝日 2022年11月18日号
週刊朝日 2022年11月18日号

──部活みたいとは?

 時間があるときに集まれる人が集まって、とにかく練習するみたいな。今回は22時とかに集まって夜中の2時くらいまでやってましたね。みんな忙しいなか睡眠時間を削ってやってるので、ピリッとするときもありますけど、それよりやっぱり責任感があって。ファンの人を「わお!」って言わせないといけないし、「ichiban」をやって世間から見たハードルも高くなってるだろうし。

──ダンスは歴の面でも実力の面でも、メンバーを引っ張る自負はある?

 引っ張っていくとかはあまり考えてないですけど、自分のダンスを見てKing & Princeのファンになった人が一人でもいてくれたらうれしいなあって。だってみんなめちゃくちゃ努力してて、ジン(神宮寺勇太さん)とかも今回のレベルの上がり方はすごくて、グループとしての全体のクオリティーが上がっているんですよ。だからその勢いに負けないように頑張らないとっていう。

──力を入れたいダンスのジャンルは?

 とにかく今は自分たちの色とか味を濃くしたいので、ヒップホップにチャレンジしてますね。ジャニーズのなかでも新しい路線を作りたい。先輩のまねっこだけじゃ見てくださる人も楽しくないだろうし。ジャニーズがやってこなかったダンスで、もともと(平野)紫耀と僕がやっていた(ヒップホップの)スタイルを強めていこうっていう。

──ご自身で振り付けもされますね。今年1月には、後輩グループ・Travis Japanが出演していたYouTubeチャンネルでコラボレーションを果たしました。[※ダンス動画「SHAKE」(SMAP)の振り付けを担当]

 Travis Japanはジャニーズのスタイルを極めてる人たちっていう感じです。動いたとき、止まったときの一つひとつの形のきれいさだったり、少年隊さんからつないでいるジャニーズらしさを継承してるなあって。動画もずっと見てるけど、海外に行って[※11月3日にアメリカ留学から帰国]パワーアップしてるし、どんどんキレキレになってて、うわーいいなーって思ってました。自分も海外行きたいなー!って。

(Travis Japanの松田)元太とは連絡を取りあってますね。昨日の夜遅くに、僕、「あの曲好き」っていうのを「あの今日好き」って送っちゃったっぽくて。今朝、「え、今日?」「あ、ごめん、曲」っていうやりとりを東京とロサンゼルス間でしました。寝ぼけてて送った記憶もないんですけど、なんか告白みたいになっちゃった(笑)。

(構成/本誌・大谷百合絵)

週刊朝日  2022年11月18日号[取材は10月末に実施]