放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は六花亭のお菓子詰め合わせ「おやつ屋さん」を取り上げる。
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テレビ局の楽屋に番組デスクが入れてくれる菓子類も、タレントが差し入れるモノについても、適しているのは個別包装の菓子である。
楽屋では、女性のデスクが「これ、カワイイ」「これ、使える」と取っておいてくれたミニ籠や空き箱に、個別包装の菓子がさまざま入れられる。
コンビニのお菓子よりは、大型スーパーで売っている“お徳用”の「キットカット」や「ビスコフ」(ベルギーのロータス)などをよく見かける。
ただ、「ワンパターンになりがち」なのが彼女たちの悩み。「だから時間に余裕があるときは、通販やネットで、少しでも珍しいお菓子を探しています」とのことだ。
某人気特番のデスク女性に聞いたところ、「ワンクールに1度の割合なので、お弁当にしても、お菓子にしても、選ぶ時間がある」と。そんな彼女が「新聞のチラシで見つけて、注文した」というのが北海道の銘菓『六花亭』の「おやつ屋さん」だ。
花柄の包装でおなじみの「マルセイバターサンド」「マルセイビスケット」「マルセイバターケーキ」を北海道土産にもらったことがある方も多いだろう。
便利な世の中になり、こうした有名菓子はネットで買えるし、『六花亭』のように、さらに上のサービスを提供しているメーカーでは、通販セットが充実しているのである。
「おやつ屋さん」11月の内容は、「マルセイバターサンド」6個、「大平原」2個、「ビタスィートチョコレート」1枚、「ミルクチョコレート」1枚、「マルセイキャラメル」3袋、「畑の大地ひろびろ」1個、「霜だたみ」2個、「からまつ林」1袋、「ありがとう」1缶、「君が家」2個に、「六花亭醍醐」1個のおまけ付き。
「メインのタレントさんの楽屋には、箱をそのまま入れています。男性ですが、とても好評ですよ」とのこと。