「患部のなじみ、体のなじみは後半戦に進むにつれてどんどんよくなってきていたので、その延長線上で来年に入りたいですし、そうすれば必然的に球速も上がると思うし、コマンド力も必然的に高くなるかなとは思うので」
そう手応えを口にしている。
米国在住の通信員は、
「大谷は1人だけ未知の世界を突き進んでいる」
と語る。
「1シーズンで最多勝、本塁打王が目標と言ったら誰も相手にしないでしょう。だが、大谷は違う。こんな夢物語を実現してしまう可能性を秘めている。もうこんな選手は二度と現れないでしょう。リアルタイムで見られる私たちは幸せです」
社会現象になった大活躍も、通過点に過ぎない。「伝説の続き」が待ち遠しい。
(ライター・牧忠則)
※AERA 2021年11月29日号から
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