連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(NHK)で主人公・安子(上白石萌音)に恋心を抱く幼なじみ役を好演しているのは俳優の村上虹郎(24)だ。思いは届かず、兄の稔(松村北斗)と結婚した安子を「義姉(ねえ)さん」と呼ぶシーンが11月22日(第16話)に放送されると多くの視聴者がこれに反応。同日朝のツイッタートレンド上位に「義姉さん」がランクインするほどだった。
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17歳で俳優デビューを果たし、CMにドラマ、映画と引っ張りだこの村上。今夏の映画『孤狼の血 LEVEL2』では、ヤクザ組織に送り込まれるチンピラ役で気迫の演技を見せ、話題を呼んだ。
周知の通り、俳優の村上淳と歌手のUAを父母に持つ2世俳優だ。幼少の頃は父母ともに忙しく、ほぼ祖母に育てられたとバラエティー番組で明かしていたことも(「しゃべくり007」日本テレビ・2018年11月12日放送)。同番組内では、両親に対して「育ててくれてなかったという恨みがあった」と吐露し、「漠然と『芸能界嫌い』って思っていました」とも発言している。
「父親である淳さんは当時、役を家に持ち帰ることがあったそうです。『卑猥なセリフを言う役』を演じたとき、家にでも虹郎さんに対してそのキャラで接してしまっていたらしく、『前の奥さん(UAさん)にすごく怒られた』と語っていました。虹郎さんが小学2年生のときに2人は離婚したのですが、その後、月に1回ほど淳さんと会うことで、『親父ってこういう人なんだ』と次第に理解を示したそうです」(テレビ情報誌の編集者)
離婚後は母親に引き取られた村上だが、高校生のときに自ら望んでカナダのモントリオールへ留学。当時の心情について「親から逃げて逃げて逃げ続けたダサい時期があって、居場所がなくなっていくんですよね」と語っていた(「情熱大陸」・18年11月25日放送)。しかし、続けて「親から逃げていたわけじゃなく、本当は自分から逃げていた。弱かったから」と冷静に自己分析する姿もあった。