健康もマネーも人生100年シフト! 勝間式ロジカル不老長寿(宝島社)
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 詐欺的な行為により相手をだまして儲ける商売ではなく、顧客が満足し、喜んで対価を支払うような仕事を見つけるのです。自分ができることを探して、少しでも人を幸せにした結果としてお金をいただく。1円でも10円でもいいと思います。ほんの少しずつでもお金を稼ぐことを真剣に追求しましょう。

■自分の中に情報アンテナを立てる

人からお金をもらうというのは大変なこと。だからこそ、普段から自分の能力をもっと伸ばそうと努力しなければいけません。

 お金を増やすためにはどうしたらいいか。そんなアンテナを自分の中に立てるだけで、さまざまな情報が舞い込みます。

読書もアンテナの一つです。2007年に私が出版した『お金は銀行に預けるな』(光文社)という本の中でドルコスト平均法という手法を紹介し、投資信託のつみたてを勧めました。

当時、素直につみたてをはじめた人たちの資産は2倍以上になっています。この本の定価は770円ですから、安いアンテナではないでしょうか。そして、アンテナに引っかかったとき「本当に実行するかどうか」で将来に差がつきます。

 自分を幸せにするだけではなく、他の人を幸せにするために稼ぐのだという考え方を持ち、自分の情報アンテナをもっともっと立ててみてください。

◎勝間和代(かつま・かずよ)/ 1968年、東京生まれ。早稲田大学ファイナンスMBA(経営学修士)、慶應大学商学部卒業。当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得。アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立。スキルアップや起業、出版などをサポートする「勝間塾」や無料メルマガが大人気。ツイッターのフォロワー数75万人超。著作の累計発行部数は500万部を突破

(文・勝間和代 編集・中島晶子)

※『AERA Money 2021秋号』から抜粋

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中島晶子

中島晶子

ニュース週刊誌「AERA」編集者。「AERA」とアエラ増刊「AERA Money」の編集担当。投資信託、株、外貨、住宅ローン、保険、税金などの経済関連記事を20年以上編集。NISA、iDeCoは制度開始当初から取材。月刊マネー誌編集部を経て現職

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