太鼓芸能集団 鼓童×日野浩志郎×豊田利晃監督の映画『戦慄せしめよ』1月公開、予告編到着
太鼓芸能集団 鼓童×日野浩志郎×豊田利晃監督の映画『戦慄せしめよ』1月公開、予告編到着

 豊田利晃監督の映画『戦慄せしめよ』が1月28日からシネマート新宿(ブーストサウンド上映)、2月11日からシネマート心斎橋(boidsound上映)、ほか全国順次上映。ポスターヴィジュアルと予告編が公開された。

 同作は、佐渡島を拠点に日本の伝統芸能を世界に発信し続け、今年創立40周年を迎えた太鼓芸能集団 鼓童の初の主演映画。鼓童メンバーから届いたメールをきっかけに、現代音楽家・日野浩志郎(goat、bonanzas、YPY)が延べ1か月に及ぶ鼓童村での滞在制作で完成させた楽曲群を、豊田監督が全編を佐渡島で撮影、映像化した作品で、セリフの一切ない89分の音楽劇となる。

◎豊田利晃 コメント
2020年12月、日本中がコロナパンデミックで真っ赤に染まる中、感染者がゼロの佐渡島で俺たちは祈るように撮影をしていた。
極寒の佐渡島を恐れることなく、ただ太鼓の音にだけ震えた。鼓童の硬質なストイックさに忘れていた未来を感じた。
あの時期、あの場所でないと映らない霊気がここにある。
音で奏でるドキュメンタリー。時代が戦慄している。

◎住吉佑太(太鼓芸能集団 鼓童)コメント
日野浩志郎氏と共に、音作りに没頭できた日々は、鼓童にとっても意義のある時間となった。
日野氏は、我々とはまったく違った視点から、鼓童の音楽を見つめ直し、当たり前のように叩き続けてきた太鼓の音の中に、新たな響きを見出そうとしていた。一般的に太鼓は、郷土芸能を想起させることが多い。
しかしこの作品の中での太鼓は、そこを通り越して、自然そのものを感じさせる。
極限まで洗練された音楽性は、その音色を際立たせ、無個性でありながら自然的な力強さを生み出した。
誰も経験したことがないパンデミックの最中、静かに迎えた鼓童創立40周年。
劇場で音が届けられない状況下で、自分たちの音楽性や在り方を問い直した。
「戦慄せしめよ」というこの映画をきっかけに、豊田監督や日野氏に出会い、新たな価値観や音楽観に触れられたことは、今の時代にも太鼓と向き合い続ける鼓童にとって、必然である気がしてならない。

◎映画情報
『戦慄せしめよ』
2022年1月28日(金)~2022年2月10日(木)シネマート新宿(ブーストサウンド上映※~2月3日まで予定)
2022年2月11日(金)~2022年2月17日(金)シネマート心斎橋(boidsound上映)
他、全国順次上映
監督・脚本:豊田利晃
音楽:日野浩志郎
演奏:
太鼓芸能集団 鼓童(阿部好江、中込健太、小松崎正吾、住吉佑太、鶴見龍馬、小平一誠、前田順康、吉田航大、三枝晴太、渡辺ちひろ、小野田太陽、詫間俊、中谷憧)
出演:渋川清彦
上映時間:89分
配給:豊田組 

https://youtu.be/Fks1zRyGpC8

(C)越島