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 ペットはもはや大事な家族。読者とペットの愛おしい日常のひとコマをお届けします。今回の主役は、犬のマラキアちゃんとのペロちゃんです。

【写真】こんな姿見たことない! 枯れ葉をやさしく抱えて立ち上がる猫

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 喫茶店を営むわが家には看板犬と看板猫のカップルがいます。

 犬はゴールデンレトリバーとラブラドールのミックスで、真っ黒でスタイル抜群のマラキア(写真右、5歳)。譲り受けた生後2カ月の時、既に体長40センチもありました。

 器用な娘の夫がウッドデッキのところに大きなおりを作ってくれました。しかし、どんどん大きくなり、何回かおりの柵(さく)を飛びこえて脱走しました。

 おとなしくて利口な犬だけれど、何しろ真っ黒な大型犬。人と出くわして、相手が驚いて転倒したら大変。警察に連絡したり、車で捜し回ったり……。いつも事なきを得ていましたが、その度におりの柵を高くしたり、上にネットを張ったりして防御に努めています。

 そんな中、昨秋からおりの周りを野良猫がうろつくようになり、柵の隙間から犬の餌を失敬するようになりました。

 それをおとなしく見守るマラキアに安心したのか、猫はどんどんずうずうしくなり、ついにおりの中にすみ込んでしまいました。餌を置けば猫が先に食べ、冬は毛布の上に寝そべった猫をマラキアが一生懸命なめて毛繕い。孫たちは猫にペロ(同左、推定2歳)という名前をつけて可愛がるようになりました。

 柵の隙間から出たり入ったりするペロを、マラキアはいとしそうに見つめ、時にはペロの前脚を自分の前脚で包みこみ、一緒に昼寝。娘の夫がマラキアを散歩に連れ出すと、ペロが後をついて歩くこともあります。

 こんなラブラブな2匹の様子は愛らしく、それを見にお店に通ってくださるお客様もいて、商売にも大いに貢献してくれています。

 ちなみにこの2匹、2匹とも雄です!(愛知県幸田町/70歳/自営業)

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週刊朝日  2021年12月24日号