小室圭さんと眞子さん
小室圭さんと眞子さん

 着席も眞子さんのほうが、やや早い。眞子さんは、テーブルに準備された資料に素早く手を伸ばし、表向きに戻した。こうした様子からは、テレビカメラや取材陣に向き合った経験が豊富で場慣れしている眞子さんが、会見を先導している印象を受ける。

 だが、井上医師の分析はまるで逆だ。

「興味深いと思ったのは、小室圭さんが終始、会見を終始リードしていた点です。眞子さんは一見、落ち着いているように見えますが、着席も資料に手を伸ばすのも早く、焦っているように見受けられました」

 会見の間、ときおり口元に笑みをたたえていた眞子さんには余裕すら感じられたが、

「口元の口角をあげてしっかり笑顔を作ろうとなさっていた一方で、目は笑っていません。また気になったのは、しゃべる度に肩がすごく動いていたことです。これは、言葉を発する前に、『息を吸って落ち着こう、落ち着こう』としている行動の表れです」(井上医師)

 井上医師によれば、複雑性PTSDの疾患の特徴は、自身の感情をコントロールしづらいという点だ。それこそ、会見の途中でもワーッと感情が高ぶって、押さえきれなくなる可能性はあった。井上医師は、「眞子さんが、感情が溢れないように、押さえよう、押さえようとしているのが伝わってきた」と話す。

 感情のコントロールにプラスに働いたのが、ふたりで交互に発言したやり方だった。

 井上医師が続ける。

「複雑性PTSDの症状を鑑みると、あれはよかったですね。眞子さんが一方的に喋り続けていたら、どこかのタイミングで、恐怖や不安などの感情が出てしまう危険性もあった。交代で発言することで、眞子さんがクールダウンする余裕が生まれたわけです」

 視線が落ち着かず、瞬きが目立った小室さんだが、実は会見をリードしていたのは彼の方だったと井上医師は分析する。

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焦り気味の眞子さまと小室さんの笑顔の意味は