小室家の金銭トラブルの対応や小室さんの留学を、リードしたのは自分であると会見ではっきりと口にした小室眞子さん。笑みを浮かべ、堂々と語る姿に、会見を主導したのは眞子さんだと多くの人の目には映っただろう。だが、精神科医で複雑性PTSDなどのトラウマを抱える患者を多く診察してきた井上智介医師は、会見をリードしたのは眞子さまではない、と分析する。専門家の目に異例の会見はどのように映ったのか。
【写真】あっ、カモを落としちゃった!大慌ての眞子さまの「失敗」
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14時、ホテルグランドアーク半蔵門の3F、「華の間」に眞子さんと小室圭さんが姿を現した。
ふたりが一礼する。
眞子さんのほうがやや早く頭を下げ、わずかに遅れて圭さんも頭を下げた。
会場の奥には、壇上に白いフリルの布がかけられたテーブル。そのうえには二つのマイクが設置されている。
眞子さまは、大きく歩幅を取り、力強い足取りで机に向かった。圭さんは目をせわしく動かし、瞬きも多い。緊張している印象だ。
司会役の皇嗣職が「ただいまより始めさせていただきます」とアナウンスをすると、眞子さんが先に圭さんのほうを見つめたのち、ふたりは視線を合わせた。
「どうぞよろしくお願い申し上げます」
眞子さんの声が一瞬早かったが、小室さんと声を合わせてあいさつをした。