これがいつものマイバッグ。友人にもらい、かれこれ5年を共にするうちすっかり「味」が出てきた(写真:本人提供)
これがいつものマイバッグ。友人にもらい、かれこれ5年を共にするうちすっかり「味」が出てきた(写真:本人提供)

 とりわけこの方法の素晴らしさを実感したのは飛行機を降りるときである。貨物に荷物を預けなくて済むので降りてすぐ行動できる。疲れて帰宅してからの「荷ほどき」も不要。いいことしかない。となれば、季節をまたがぬ1カ月程度の旅なら同様の荷物でイケるってことか。それに慣れれば普段の持ち物ももっと減らせそうである。

稲垣えみ子(いながき・えみこ)/1965年生まれ。元朝日新聞記者。超節電生活。近著2冊『アフロえみ子の四季の食卓』(マガジンハウス)、『人生はどこでもドア リヨンの14日間』(東洋経済新報社)を刊行

AERA 2021年12月27日号

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