例えば薬の販売もDXで改善できます。オンラインで登録販売者と相談できるような制度が認められれば、コンビニエンスストアでも多くの薬を扱うことができます。大災害が起きたときに、コンビニはマチのインフラを支える重要な拠点になり、薬をというお声もいただいています。
いまこそ“有事”を考えた政策に取り組むべきではないでしょうか。DXは日本を再成長させる好機です。私たち企業の側もDXを強力に推し進め、発信していきます。
また21年は東京五輪・パラリンピックで、選手の皆さんの活躍に感動しました。「ダイバーシティー&インクルージョン」で、みんなで支え合いながら生きていることを、改めて考えさせられました。
22年もウィズコロナが続きますが、“感謝”の文字を胸に刻んで、マチに合ったお店づくりに取り組みます。どうぞよろしくお願い致します。
竹増貞信(たけます・さだのぶ)/1969年、大阪府生まれ。大阪大学経済学部卒業後、三菱商事に入社。2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長
※AERA 2022年1月3日-1月10日合併号号