4日から6日にかけて、水星、土星、木星の近くを細い月が通り過ぎていきます。細い月は、6日には明るく輝く木星に近づきます。星空観察は暖かい恰好で、お楽しみください。
細い月が水星・土星・木星に接近
1月上旬は、日の入りから1時間ほどたち、空が暗くなった頃、南西の空に明るく輝く木星が見えています。木星よりも空の低い位置に土星、さらに低い地平線に近い位置には水星が見えています。
4日から6日にかけて、これら3惑星の近くを細い月が通り過ぎていきます。4日には前日(3日)に新月を迎えたばかりの細い月が水星の左横に見えます。南西から西の方角の開けている場所で観察しましょう。
さらに月は東へ東へと移動し、5日は土星と木星の間に、6日は木星の左横に見えます。木星のように明るい惑星の近くに月があるときは、夜空の中でひときわ目立っていることでしょう。
4日夕方以降 各地の天気
4日は、日本付近は強い冬型の気圧配置でしょう。夕方以降も、北海道から中国地方の日本海側側を中心に雪が降る見込みです。一方、太平洋側は、晴れる所が多いでしょう。九州も晴れて、星空観察に良い条件です。
北海道から近畿にかけては、北または西よりの冷たい風が、やや強く吹く所が多い見込みです。四国や九州は風が比較的穏やかですが、この時期らしく冷えるでしょう。星空観察は、暖かい恰好で、お楽しみください。
5日夕方以降 各地の天気
5日は、冬型の気圧配置は次第に緩むでしょう。大陸から東シナ海に前線が延び、前線上に低気圧が発生する見込みです。夕方以降は、北海道や東北の日本海側、北陸は雪のやむ所もありますが、雲が多いでしょう。北海道や東北の太平洋側、関東、東海は晴れる所が多い見込みです。沿岸の地域は、北または西よりの風がやや強く吹く所があるでしょう。風が収まる地域でも冷えてきますので、寒さ対策が必要です。近畿から九州は雲が広がり、九州では雨が降り出す所があるでしょう。
6日夕方以降 各地の天気
6日は、日本海と本州の南をそれぞれ低気圧が東進する見込みです。夕方以降は、北海道や東北は日本海側を中心に雪が降るでしょう。太平洋側は雲が多いですが、雲の隙間から星空を見られる可能性があります。北陸は晴れて、星空観察に良い条件といえそうです。関東や東海は雲が広がりやすいでしょう。雪が降る可能性もありますが、天気は回復に向かい、夜には晴れてくる見込みです。近畿から九州は雲が多いでしょう。ただ、太平洋側を中心に晴れる時間がありそうです。冷たい風が吹く所もありそうです。