最新曲「TraceTrace」や“ソードブランコ”では和洋折衷の着物ガウン風衣装で魅せた
最新曲「TraceTrace」や“ソードブランコ”では和洋折衷の着物ガウン風衣装で魅せた

■「晴れの気持ちで」

「ゴールデンアワー」「恋降る月夜に君想ふ」「Love Paradox」などを歌いながら、全員で外周をゆっくりと歩き、あるいはトロッコで客席の間を移動しながら、可能な限りファンと目を合わせ、手を振り、ファンが掲げるうちわの願いに応えていく。

 MCタイムでもファンに寄り添った。台風の影響で大荒れだった天候を心配し、平野が「この空間だけでも晴れの気持ちですてきな空間にしましょう!」と呼びかけると、会場からは大きな拍手が。しかし、その先が彼ららしい。永瀬が「スーパーアイドルみたいなこと言う」とちゃちゃを入れると、なぜか全員で「スーパーアイドルらしいせりふ」を言い合う展開に。岸の「外も雨ですけど、俺の心も雨ですわ。なんでかって? みんなが目の前にいないんだもん」というせりふには、全員が「え、いるよ?」。「フレッシュJr.の方が上手いこと言うで」(永瀬)、「負けたわ。まぁどちらかというと顔面担当ですから」(岸)、「やかましいわ!」(平野)と流れるようなボケ、ツッコミに、会場は大いに沸いた。

 ファンへのうれしい発表もあった。秋にスタートする平野の主演ドラマ「クロサギ」の主題歌「ツキヨミ」、そして高橋の主演ドラマ「ボーイフレンド降臨!」の主題歌「彩り」が両A面として発売されることが告げられ、「情熱的な曲です」(平野)、「まだこんなアイドルソングがあったの?というくらい新しく、そして温かい曲です」(高橋)と、新曲について“予告”されると、再び大きな拍手が起きた。

■四季を感じるメドレー

 後半戦では、常に向上心をもち取り組んできたことがわかる、圧巻のパフォーマンスが続く。

「桜Season -restart-」「Little Christmas」など四季を感じさせるメドレーでは、センターステージの天井から垂らされたロープだけで体を支え、宙を舞う「ブランコパフォーマンス」を披露した。特に平野のパフォーマンスは注目を集めた。両脇にロープを通すと、目を疑うような高速回転で舞い上がり、さらには逆さ吊りになって両手を広げ、ポーズを決める。まるでサーカスだ。「JOHNNYS’ Future WORLD」シリーズで何度も座長を務め、大技を披露してきた身体能力の凄まじさを見せつけた。

 さらに、「剣」に腰掛ける“ソードブランコ”(神宮寺命名)でもファンを驚かせた。銀の紙吹雪が舞うなか、横浜アリーナの上空で揺られながら歌う「I promise」は幻想的で美しい。

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