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7月の北海道は、特に道東方面を中心に雨が多くなっており、すでに平年の降水量を大きく超え、7月としては記録的な雨の多さになっている所もあります。これまでの雨の記録のまとめと、今後の天気や気温について、詳しく解説します!

7月の雨の記録振り返り

7月の北海道は、暖かく湿った空気が南から流れ込んだり、低気圧や前線の影響が大きくなる日があったため、道東方面を中心に雨の量が多くなりました。
今月に入ってから昨日(23日)までに降った雨の量と記録は、以下の通りです。

十勝地方の広尾:342.5ミリ(7月としてすでに統計史上4位)
釧路地方の釧路:237.5ミリ(7月としてすでに統計史上5位)
北見地方の置戸町境野:211ミリ(7月に200ミリ超えは、2009年以来13年ぶり)
日高地方のえりも町目黒:309.5ミリ(1978年からの統計史上1位)

また、札幌でも7月17日には今年一番の大雨となる49.0ミリの雨が降り、札幌で7月に日降水量が40ミリ以上となったのは、2018年以来のことでした。

今後の天気と気温は? ポイントは暑さに!

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明日(25日)月曜日以降の1週間は、月曜日から火曜日は雲が広がりやすいですが、水曜日頃からは高気圧の圏内になる日が多く、全道広い範囲で晴れて、青空が見られそうです。7月中旬までと比べると、青空が見られる所も増えてくるでしょう。7月いっぱいはまとまった雨の降る予想ではないため、今月雨の多くなった地域でも日差しに恵まれる見込みです。

7月中旬以降の道内は全般に気温が落ち着き、極端に暑くなる日はほとんどありませんでした。7月前半は道内で真夏日を観測したのは12日ありましたが、後半はこれまで1日しかなく、札幌でも7月11日以降、一度も真夏日が観測されていません。
しかし、これからの道内は厳しい暑さが戻ってきそうです。今後1週間の気温は平年並みか高い予想で、内陸を中心に30度前後まで上がる日が多くなるでしょう。

一気に本格的な夏の天気と気温が戻ってくるため、熱中症に注意してください。こまめな水分補給を心がけ、多量に汗をかいた場合は塩分も補給するなどの対策が必要です。