エルトン・ジョン、誤情報の拡散を懸念しTwitterを去る
エルトン・ジョン、誤情報の拡散を懸念しTwitterを去る

 イーロン・マスクによるTwitterの買収に伴いTwitterを去った有名人のリストに、エルトン・ジョンが加わった。

 2022年12月9日に投稿した最後のツイートでエルトンは、「私は生涯、音楽を使って人々を結び付けようと努めてきました。しかし今、間違った情報が世界を分断するために使われているのを見ると悲しくなります」と綴り、「私はもうTwitterを使わないことにしました。 最近の彼らの方針変更は、誤った情報が野放しになることを許してしまうからです」と続けた。

 エルトンのツイートを見たマスク本人は、「あなたの音楽が大好きです。戻ってきてくれることを願っています。特に関心がある誤情報があるのでしょうか?」と返信したが、エルトンからの返信はまだない。

 エルトンのほかにも、ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナー、米シンガー・ソングライターのサラ・バレリス、ジャック・ホワイトなど、多くのスターたちが同様の理由でTwitterを去っている。

 2022年10月、テスラのイーロン・マスクCEOが、長きにわたる法廷闘争と数か月にわたる不確実性を経て、Twitterの支配権を握ったことが明らかになった。この億万長者がTwitterに君臨し始めて以来、例えば2021年1月6日の米国連邦議会議事堂への攻撃をきっかけに、Twitterの前所有者が会社の規則に違反したとしてアカウントを永久停止していたドナルド・トランプ元大統領を復帰させるなど、数々の物議を醸す決断をしてきた。