![AERA 2022年9月5日号より](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/5/d/757mw/img_5d586952a8c0148bc100639d4d6460e6105267.jpg)
■4人の「Wings」
――川村と吉野に加え、「HiGH&LOW THE WORST X」のメインキャストには中本悠太(NCT 127)と三山凌輝(BE:FIRST)という他のダンス&ボーカルグループのメンバーが名を連ねる。その4人でエンドバラード曲「Wings」を歌い、芝居だけでなく音楽面でもコラボレーションした。
川村:「Wings」は大好きな曲ですね。
THE RAMPAGEはボーカルにもう一人RIKUという相方がいますが、悠太君も凌輝も、北人ともRIKUともまた全然違うタイプのボーカリスト。そもそも事務所が違うとカラーも大きく違うんですよね。声質や歌い方、どこを取っても新鮮でした。
■人としてすてきな二人
吉野:THE RAMPAGEのボーカルが3人、パフォーマーが13人という形態とは全く違うスタイルで歌わせてもらって、すごく新鮮な気持ちで楽しめました。4人それぞれにカラーがしっかりあるんですが、バラバラにはならずに、バランスが取れていて。たくさんの方に喜んでもらえると思います。
――今回の共演をきっかけに、キャスト同士のプライベートでの交流も生まれたという。
川村:事務所が違うアーティストとここまで密に関わったのは初めて。悠太君も凌輝も面識がなかったということもあって、共演前は「どういう人なんだろう?」とワクワクもあり不安もあり、という感じだったんです。実際に会ってみたら、事務所やグループといった枠組みを超えて、シンプルに人としてすごくすてきな二人だった。それが良かったなって思います。すごく大切な出会いです。
吉野:自分もこれほど仲良くなると思っていませんでした。特に凌輝はBE:FIRSTのメンバーを選ぶオーディションの頃から見ていて、それについても話ができたし、通じるものがいろいろとあって。明るくて頭の回転が速くて、しゃべるのもうまくて場を盛り上げてくれるので、僕とは全然タイプが違うんですけど(笑)。そういうところはうらやましいなと感じつつ、刺激的で面白いヤツだなと思いながら一緒にいます。この縁を大切にしたいなと思います。