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北海道から東北の日本海側や新潟県などでは、積雪が平年を上回っている所が多く、場所によっては平年の2倍以上となっています。大雪のあとは除雪中の事故が増えるタイミングでもあります。事故防止のためのポイントをまとめました。

日本海側 平年の2倍以上の積雪も

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北海道や東北の日本海側や新潟県などでは、先月から度重なる大雪で、積雪が平年を上回っている所がほとんどです。

きょう6日の午後1時現在、青森県八甲田山系の酸ヶ湯、山形県大蔵村肘折、新潟県魚沼市西名などで積雪が200センチを超えています。また、新潟県長岡市42センチ、北海道函館市28センチなど、都市部でも平年の2倍以上となっている所があります。

各地とも現在は雪の降り方が弱まってきましたが、なだれや落雪、除雪作業中の事故などには十分な注意が必要です。

雪下ろしの注意点

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たくさんの雪が積もった後は除雪作業中の事故が多くなります。特に屋根に積もった雪を下ろす際は注意が必要です。事故防止のために次の3つのことが大切です。

(1)雪下ろしをする前には、雪が緩んでいないかどうか、必ず確認しましょう。新雪や、晴れた暖かい日の午後は、特に屋根の雪が緩んでしまいます。また、雪と一緒に、つららが落ちてくることもあります。

(2)はしごを使って屋根に上る場合は、はしごが動かないよう、ロープなどで、しっかり固定しましょう。はしごから屋根へ移動する時は、転落しないよう、一段と注意が必要です。

(3)雪下ろしをする際は、建物の周りに雪を残しましょう。万が一、屋根から落下した場合でも、雪がクッション代わりになってくれます。面倒でも、必ず命綱とヘルメットを装着し、滑りにくい靴を着用しましょう。携帯電話も忘れずに持って、作業してください。

このほか1人で行わずに、2人以上で声を掛け合って作業することも重要です。事故が発生した際の救助も、2人以上であれば速やかに行えます。