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きょう8日(日)は、日本海側の雪や雨のエリアは縮小。大雪エリアでも雪下ろしがはかどりそうですが、それも束の間。あす9日(祝:成人の日)は、再び雪や雨が強まる見込みです。積雪の多い所は、雪崩や屋根からの落雪に注意が必要です。

8日 雪・雨エリア縮小

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3連休2日目のきょう8日(日)、午後は日本海側の雪や雨のエリアは次第に縮小する見込みです。

雪おろしが出来る所が多くなりますが、年末から年始にかけての大雪で、青森県八甲田山系の酸ヶ湯231センチ(平年比107%)、山形県大蔵村肘折223センチ(平年比139%)をはじめ、新潟県関川村の下関67センチ(平年比231%)や山形県尾花沢市141センチ(平年比204%)、秋田県鹿角市65センチ(平年比217%)などでは、平年の2倍以上の雪が積もっています。

雪おろしは2人以上で、屋根に上る場合は、はしごが動かないようロープなどでしっかり固定、必ず携帯電話を携帯するなど、安全第一でお願いします。

9日 気圧の谷通過後 寒気流入

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8日(日)の午後は、日本海側の雪エリアが縮小しますが、それも束の間です。

あす9日(祝:成人の日)は、北日本を前線を伴った低気圧が通過し、10日(火)にかけて再び、強い寒気が南下する見込みです。

9日 日本海側 再び雪・雨強まる

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あす9日(祝:成人の日)は、北日本の日本海側は午前から雪で、強まる所もあるでしょう。北日本の太平洋側も、雪雲の流れ込む所がありそうです。午後は雪や雨のエリアが広がり、新潟や北陸は昼頃から雨が降り出し、夜は山沿いを中心に雪で、強まる所がありそうです。

一旦、雪がおさまり、気温が上がった所で、再び、雪となるため、雪崩や屋根からの落雪などに一層の注意が必要です。

雪崩や落雪に注意

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雪が一旦おさまったあと、再び、雪や雨が降る場合、雪崩や屋根からの落雪に一層の注意が必要です。なだれとは、斜面に積もった雪が、重力によって下に滑り落ちる現象ですが、種類が2つあります。

1つは「表層なだれ」です。これは、山に積もっている古い雪の上に、新たに積もった雪が滑り落ちる現象です。1、2月頃の寒さが厳しい冬の時期に、山の急斜面で発生しやすく、雪庇や吹きだまりができている斜面で多く発生します。
もう1つは「全層なだれ」です。こちらは、山に積もった雪が、全て滑り落ちる現象です。気温が上昇する春先に、雨が降った後や、フェーン現象などで気温が上がった時に多く発生し、斜面の上の固くて重い雪が、流れるように滑り落ちます。過去に雪崩が発生した斜面や、積雪に亀裂が入っている所では、特にご注意ください。