リゾ、サム・スミス&キム・ペトラス「Unholy」をカバー
リゾ、サム・スミス&キム・ペトラス「Unholy」をカバー

 リゾが、英BBC Radio 1の『Live Lounge』で、サム・スミスとキム・ペトラスによる全米No.1曲「Unholy」をカバーし、もちろん得意のフルートも披露した。

 リゾは、楽曲の官能的なグルーヴに寄り添うような低音を強調したアレンジで、原曲のセクシーなアティチュードを完璧に表現し、フルートのジャジーな演奏で間奏を彩った。そして、コーラスを繰り返す3人のバック・シンガー、エレクトリック・ギターのソロをバックに、ソウルフルなアドリブのシャウトでパフォーマンスを盛り上げた。

 サムとキムは、現地時間2月5日に開催された【第65回グラミー賞】で「Unholy」を披露し、楽曲は<最優秀ポップ・パフォーマンス(デュオ/グループ)>に輝いた。2月11日に行われた【ブリット・アワード2023】での同曲のパフォーマンスでは【グラミー賞】の時のように、悪魔的なテーマには触れなかったにもかかわらず、英国の放送監視機関であるOffcomによると、100件以上の苦情が寄せられたそうだ。

 サムとキムは、【ブリット・アワード】で、曲の歌詞にある“Body Shop”の比喩をより文字通りに表現し、工業用セット、飛び散る火花、そして二人とダンサーたちが整備士の衣装を纏うというアプローチを取った。パフォーマンスのどの部分に苦情が寄せられたかは不明だが、今年の【ブリット・アワード】に関するOffcomへの苦情は106件にのぼり、その大半はサムとキムに向けられたものだった。

 大きく報道された二人の【グラミー賞】のパフォーマンスは、視聴者、テッド・クルーズ上院議員やマージョリー・テイラー・グリーン下院議員といった右派の政治家から、“悪魔的な”イメージを使用しているとして多くの批判を浴びていた。さらには悪魔教会も見解を述べる結果となり、二人のパフォーマンスはかなり控えめに感じられたとコメントしていた。