そして、これらの通知にアクションがあると、Webブラウザを使って「Windowsセキュリティ」のニセ警告を表示する。スクリプトを使って音を鳴らし、マウスもキーも反応できないようにする。これにひっかかってくれれば、詐欺のカモが一丁上がりというわけだ。

 こうした通知機能を使った詐欺ページは他にもあり、「McAfee AntiVirus」(マカフィーアンチウイルス)のニセページもよく見かける。こちらは、電話での操作誘導などは行わないのが一般的のようだ。

McAfee AntiVirusのニセページ。Windowsのサポート詐欺ほど(画面を操作させないなど)過激な手段をとってはこないものの、こちらも詐欺には違いない Photo by S.Y.
McAfee AntiVirusのニセページ。Windowsのサポート詐欺ほど(画面を操作させないなど)過激な手段をとってはこないものの、こちらも詐欺には違いない Photo by S.Y.

サポート詐欺への対処の仕方

 もし、Windowsサポートの詐欺ページに出くわしてしまった場合、どのように対処すればいいだろうか。

 まずはこのページを終了させる。マウスもキーボードも役に立たない……わけではない。実は、キーボードは操作できるので、やり方さえ知っていれば警告表示を消すこと自体はそう難しくはない。正解は、「[Ctrl][Alt][Del]キーを一緒に押す」だ。

 3つのキーを同時に押すと下の画像のようになるので、「タスクマネージャー」を選ぶ。

ここから「タスクマネージャー」を選ぶ Photo by S.Y.
ここから「タスクマネージャー」を選ぶ Photo by S.Y.
暮らしとモノ班 for promotion
【Amazonブラックフライデー】先行セール開催中(28日23:59まで)。目玉商品50選、お得なキャンペーンも!
次のページ
ニセ警告画面を閉じたら、次は通知を切る