【4位】ソフトバンク

 4年連続の日本一から“まさか”の8年ぶりBクラスに終わった2021年のホークス。7年間で通算勝率.596を誇った工藤公康監督が退任することになった。後任として藤本博史2軍監督が新たに指揮を執ることになったが、この監督交代がどう出るか。投の千賀滉大、打の柳田悠岐、守の甲斐拓也の3人が健在の間は強さを維持できるはずだが、他球団の戦力アップもあって、以前のような“絶対的”な強さはない。新監督がマネジメントを失敗すれば、早々に優勝争いから脱落することもあり得るだろう。黄金時代を築くには時間と労力がかかるが、壊れる時は一瞬だ。ホークスの未来にとって、非常に重要なシーズンになる。

【5位】ロッテ

 井口資仁監督就任後、5位、4位と順位を上げた後、2020年、2021年と2年連続で2位となった。特に一時は優勝マジックを点灯させた2021年の奮闘は、賞賛されるべきだろう。だが、冷静にその戦いぶりと成績を振り返ると、チーム防御率3.67、チーム打率.239はともにリーグ5位で、チーム本塁打数126本もリーグ3位。数字面から見ると「勝てたのが不思議」と言われても仕方がない。だからこそ「優勝したかった」のだが、そのチャンスを逸した感は否めない。“令和の怪物”佐々木朗希や、安田尚憲、藤原恭大といった若手の成長は楽しみだが、「去年の同じようにやっていれば優勝争いができる」ほど、戦力が充実しているわけではない。選手たちの中に「慢心」、あるいは「怪我人」がでれば、一気に苦しい戦いを強いられるだろう。

【6位】日本ハム

 新たに就任した「新庄ビッグボス」が大きな話題となっている日本ハム。春季キャンプからペナントレース開幕後も12球団トップの注目を集めることになるだろうが、その“話題性”が結果に直結するかどうかは疑問だ。新たな指揮官のもとで、選手たちのメンタルが大きくプラスに変わり、燻っていた若手が一気にブレイクすることも間違いなくあるだろうが、それがチーム全体のパワーとなって優勝争いを繰り広げるには正直、「戦力値」が足りない。ノンテンダーによる選手の放出は、球団経営の面ではプラスの面があるのだろうが、戦力面だけで見ると間違いなくマイナス。果たして、この現状をビッグボスはどのようにして乗り越えるのだろうか。「最下位予想」からのスタート。この前評判を覆す戦いを、期待したい。

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