宇野は、ショーの中盤で行われた本郷理華の引退セレモニーにも、花束贈呈役として登場。現在は振付や後進の指導で活躍する本郷を相手に
「いつもふざけてばっかりいるのに(選手たちが)ついて行ってるのが凄い」
と語り、相変わらずのマイペースぶりを発揮。旧知の関係ならではの繕いの無いはなむけの言葉に、場内も暖かい笑いに包まれた。
ショーの合間も、友野らとリンクサイドで他選手の演技を見守るなど、終始笑顔が絶えなかった宇野。滑走前のコメントでは「どんな時でも自分らしくいるように」、「残りの試合でも全力を出し切れるように頑張ります」と決意を綴っていた。
北京五輪開幕まで1カ月。恩師・山田満知子コーチも解説者席で見守った地元のショーは、宇野にもファンにも素晴らしいお年玉となったようだ。(菱守葵)
※週刊朝日オンライン限定記事