真船佳奈(ま・ふね・か・な)/2012年にテレビ東京入社し、14年に制作局へ異動。バラエティー番組や音楽番組のAD、Dを経験。当時の経験談をモチーフに『オンエアできない! 女ADまふねこ(23)、テレビ番組つくってます』(朝日新聞出版)にまとめ、17年に漫画家デビュー
真船佳奈(ま・ふね・か・な)/2012年にテレビ東京入社し、14年に制作局へ異動。バラエティー番組や音楽番組のAD、Dを経験。当時の経験談をモチーフに『オンエアできない! 女ADまふねこ(23)、テレビ番組つくってます』(朝日新聞出版)にまとめ、17年に漫画家デビュー

 現役のテレビマンである真船佳奈さんが、テレビ制作の裏側を赤裸々に描いたコミックエッセイ『オンエアできない!』が、テレビアニメ化! 1月9日(日)深夜1時5分からBSテレ東にて、10日(月)深夜2時30分からテレビ東京にて放送がスタート。麒麟の川島明さんがナレーションを担当し、南海キャンディーズの山里亮太さんがゲスト声優として出演することでも話題だ。

【コミック『オンエアできない!』ではこう描かれている】

 どうしてテレビ局を選んだのか? 作りたかった番組は?ほか、毎日繰り広げられる予想もつかない展開を、笑いを交えて真船さんが語った。

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 テレビ局に就職したいという思いは、幼いころから芽生えていたのかもしれません。何せ、実家の家訓は「泣くんだったら、笑え」。わーっと喧嘩をしても、最後は笑ってオチがつく。昔から人を笑わせるのが好きで、笑いに力を感じていました。

■「失恋ネタ」など自分の投稿が笑いになるのが嬉しい

 大学生のとき、ブログを始めたんです。人に笑ってほしいと「失恋ネタ」など自虐的なものを投稿しました。恋愛への関心が高いのは「女子校育ち」、だからでしょうか。異性への免疫がないまま大学生になり、「恋愛に関する情報」の波に飲み込まれた。

 当時はSNSの先駆けとしてmixiが出たてで、一般の人も日記のようなものを書いて自分のプライベートを見せる習慣ができたころ。書いて終わりだった日記を、人に発信すると救われた。「自分ってどういう人間なんだろう」「自分の価値って何なんだろう」とか、再確認するようなシチュエーションが恋愛だと思うんです。だから、「失恋したときの乗り越え方」を投稿して……まあ、私に教えられても、という感じだと思いますが。

BSテレ東にて1月9日(日)深夜1時5分~、テレビ東京にて1月10日(月)深夜2時30分~放送スタート!(C)真船佳奈・テレビ東京/オンエアできない!製作委員会
BSテレ東にて1月9日(日)深夜1時5分~、テレビ東京にて1月10日(月)深夜2時30分~放送スタート!(C)真船佳奈・テレビ東京/オンエアできない!製作委員会

 でもそのブログ、反響があったんです。自分が発信し、人に読んでもらって笑って受け止めてもらえる。それがすごく嬉しかった。当時、素人参加型トーク番組に出ていた私は、自分のことを「めっちゃ面白い人」だと思っていた。でも、目の前には天才「明石家さんま」さんがいらっしゃる……全然私、面白くないじゃん!と。

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企画書は「狩女伝説」