最近のツイートで注目されたのが、泉氏のランチメニューだ。市役所の食堂の明細を公開し、連日、きつねうどんを食べているという内容だ。

 1月11日のツイートにはきつねうどんの写真とともに<ツイッターを始めて22日目の朝(1月11日)。朝食の前なのに、すでに昼食のことを考えている自分がいる。#明石市 #明石市長 #きつねうどん #きつねラーメン>と書き込むと【いいね】が3500以上もついた。

「朝、市役所に出てきて仕事をはじめる。昼くらいはちょうどエンジン全開です。昼ご飯を何にしようかなどと考えるより仕事。そこでいつしかヘルシーなきつねうどんが定番になりました。まれにスパイスをきかせてと、カレーライスを食べることもあります。12時になると市長室の机にきつねうどんが置かれているのですが、たまに仕事に没頭しすぎて、麺が伸びてしまいってこともありますわ」

 取材した日、記者がランチに同行すると、食堂できつねうどんが出てきた。3分ほどで泉氏はたいらげた。

「おいしいですよ、サッと食べれるのもいい」

 ツイッターなどSNSは重要な選挙でも大きなツールとなっている。泉氏のツイッターが注目を集める中、今夏の参院選挙に泉氏が転身して出馬するのではないかとの噂も地元では広がっている。

 1月8日に泉氏も<神戸市長選の記事に目が止まる。明石生まれ・明石育ちの私だが、国会議員時代の選挙区は神戸市だった。そういう事情もあり、これまでに二度(2005年、2009年)、政党や市民団体から神戸市長選への出馬要請を受けたことがある。即答でお断りしたが、神戸のことは、やはり気になってしまう。>と書いたことで、憶測が広がっている。

「よく市長から転出して赤じゅうたん踏みたいっていう方もいますわ。私はすでに衆院議員を1期やらせていただいているので、そんな気持ちはないです。明石市長として頑張ります。しかし、他の国のように大統領制度があれば…。日本は大統領制ではない。あ、これはあかん、失言や。明石市長として市民目線、市民感覚の政治をやっていきます」

(AERAdot.編集部 今西憲之)


 

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今西憲之

今西憲之

大阪府生まれのジャーナリスト。大阪を拠点に週刊誌や月刊誌の取材を手がける。「週刊朝日」記者歴は30年以上。政治、社会などを中心にジャンルを問わず広くニュースを発信する。

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