二階堂さんは「かかりつけ医をもっておき、自分がどんな状態にあるのか知っておいてほしい」と話す。
歯周病は加齢でも増えていく病気ともいう。日本人の多くは高校生まで、学校で歯科検診を受ける。一方、社会人になると、歯科検診がなくなり、定期的な検診を受けなくなる人が少なくない。
米国では、歯科検診が習慣になっている人が少なくないという。留学など米国滞在が長かった二階堂さんは「米国では女優などの歯がきれい。歯がきれいなのが身だしなみのようになっている」と話す。米国人は歯のケアに努力し、身についている感じがするが、「日本にはそういう文化がない」と二階堂さんは言う。
いまからでも遅くない。ことしの夏休みは歯科検診を受けて、口腔ケアに関心を持つようにしたい。
(本誌・浅井秀樹)
※週刊朝日オリジナル記事

