――「まずい」と「口に合わない」って、何が違うのですか?


ひ:個人的な嗜好=口に合わないと言ってるおいらです。甘いのが苦手な人がおはぎをまずいと言ったり、辛いのが苦手なだけな人が、口に合わないモノをまずいと言ったりするんですよね。


ゆ:大昔、私がテレビ番組とか見ながら割とカジュアルに「嫌い」という表現を使っていたときに、ひろゆきくんに理由を聞かれて話したら「それは、苦手とかこう言う理由があるから好きじゃないって言った方がいいかもね」って言われたんです。「君、嫌いなもの多くない?」って。


 自分的にはそこまで強く嫌ってないのに、確かに簡単だからそう言ってしまっているなぁと思い、その後あまり軽く使わないようにしてます。


――注意した背景にはどんな理由があるのでしょう。


ひ:例えばさっきの話だったら、甘い物が苦手な人が「まずい」と言った物が、反対に甘い物が好きな人にとってみたらすごくおいしかったとしたら、変な言葉の使い方のせいで、料理を作った人も食べる側も損するじゃないすか。


――なるほど。では、ひろゆきさんの「口に合った」ゆかさんの手料理は?


ひ:カレー、煮卵、ソボロご飯。


ゆ:「おいしい」という言葉は言わなくても、こちらが聞いてないのに味付けについて語り出したら、大体彼の好みに合ってるサインなのです。


ひ:もへへ。


ゆ:大昔、ひげおやじさん(放送ディレクター)が、冷蔵庫に必要最低限しか材料のない状態で作ってくれた肉じゃがは、すごくおいしかったよね。あのときは第一声が「おいしい」だったはず。


ひ:おいしくなさそうなものが、実際においしかった場合は、情報量あると思うんだよね。


ひろゆきはモテモテ?


――これまでの夫婦の危機は


ひ:怒られたとき……。


ゆ:揉めた内容は覚えてないのですが、昔は何か意見が合わないとすぐに「ここは僕の家だ、気に入らないのなら出てけ」って言ってたから、こりゃ長続きしなそうだな、とは思っていました。元々好みも考え方も割と違うんですよね。


 最初は彼が私の好みにすごく合わせてきた感じだったので、色々合うなぁとは思ってましたが、後に「すげー頑張ってただけじゃんこの人」とバレました。

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