渡辺さんの印象が変わってからは、BiSHに対しての見方も当然変わった。今では、素直にかっこいいグループだなって思う。

 だからこそ、解散は残念。

 ボクとしては、こんなかっこいい終わり方じゃなくて、人気が少し下降してきた時にBiSHの6人がどういう踏ん張り方を見せるのかっていう哀愁のある部分も、もっと見たかったっていうのが本音だけどね。

 解散までのこの1年は、ファンにとっても相当大変なものになると思う。冒頭でも伝えたけど、12ヶ月連続で新譜がリリースされるわけだからね。全国各地で行われるリリースイベントについていくだけでも大変。もうマラソンみたいなものだよね。BiSHとファン、いったいどちらが先に息が切れるのか、そのリアルな対決も見どころ。お互い、無事に走りきってほしいな。

 解散後、個々のメンバーは、いったい、どういう活動をしていくんだろう。みんな才能豊かなメンバーだから、それぞれの活動には輝かしい未来が待っているとは思う。

 ただ、正直、ハシヤスメ・アツコちゃんだけは心配(笑)。

 彼女はメガネがトレードマークなんだけど「メガネは生まれつき生えている」とか、意味がよくわからないことをちょくちょく言ったりするからね。一人になったときは大丈夫なのかなー。余計なお世話かもしれないけど、アツコちゃんの未来が気がかり(笑)。

●「豆柴の大群」もいつかは解散する日がくる

 アイドルの解散や脱退などのニュースを耳にするたびに、やっぱりアイドルって、ずっと続けていくのは難しいんだなって再確認させられる。特に、女性アイドルは、男性アイドルよりもどうしても寿命が短いからね。

 AKBのような大人数のグループだと、後輩もどんどん入ってくるから、先輩としての引き際みたいなものも意識せざるを得ないし。それに、女性アイドルのことを好きなファンは、若くてピチピチした子を応援しがちだから、なおさらだよね。

 だから、最近は、アイドルをゴール地点に考えている子がすごく減った。アイドル活動はあくまでも自分の顔を売るための一つの手段というか、いつか女優や歌手になるための通過点くらいの感覚になってきているんだと思う。これも時代だね。

暮らしとモノ班 for promotion
明菜・聖子・ジュリー…スター・アイドル作品はフィジカル盤(CD/LP/カセット/DVD/Blue-ray)で!
次のページ