安田大サーカスのクロちゃんが、気になるトピックについて"真実"のみを語る連載「死ぬ前に話しておきたい恋の話」。今回のテーマは「BiSH解散」。昨年末、「楽器をもたないパンクバンド」として人気のアイドルグループBiSHが解散することを発表した。NHK紅白歌合戦へ初出場が決まった後での発表だっただけに、ファンにとっては大きな衝撃だっただろう。アイドルフェスの開催やアイドルグループ「豆柴の大群」のアドバイザーなどを務めているクロちゃんが、アイドルの解散や脱退について語った。
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昨年末、BiSHが2023年に解散することを発表した。具体的な日付については明らかにはしてないみたいだけど、解散までに1年ほど猶予があるっていうのは、ファンの人たちにとっては良かったと思う。今年の1月から12ヶ月連続で新譜もリリースしていくみたいだし、残された期間、ファンの人たちのために全力で走り抜けようっていうのは、かっこいい終わり方だよね。
ボクの中で、BiSHはアイドルというよりかはアーティストっていう印象のほうが強い。パフォーマンスや楽曲とか色々理由はあるけど、やっぱりボーカルのアイナちゃん(アイナ・ジ・エンド)の声は最大の魅力だよね。アイナちゃんのあのハスキーな声があるから、普通のアイドルグループにはない異質な感じが出ているんだと思う。
正直なことをいうと、実はボクは最初BiSHのことが少し苦手だった。どちらかというと、ボクは王道系というか、キラキラしているような可愛いアイドルが好きだからね。お客さんをどんどん巻き込んでいって、激しいパフォーマンスしていくBiSHは少しボクの好みとは違ったんだよね。
それに、プロデューサーの渡辺淳之介さんのことをボクは毛嫌いしていたからね。初めて会った時に、本人にも直接言ったこともあるし。
でも、今では渡辺さんの魅力にどっぷりハマっている。
渡辺さんは「豆柴の大群」のプロデューサーでもあるから、色々と接する機会が増えるうちに、プロデューサーとしての才能だとか、ちょっと頭おかしいところだとか、色んな魅力に気づいてしまったんだよね。最初、毛嫌いしていたからこそ、余計に魅力的に感じるのかもしれないけど(笑)。