小海高校(長野)からは3人のOB・OGが出場する。同校はウェブサイトでこう伝えている。

「本校卒業の3名が北京オリンピックに出場します。菊池純礼さん 菊池耕太さん 神長汐音さんに向けて激励のメッセージをお送りしました。スケート班・生徒会役員・職員・旧職員により応援の熱いメッセージを書き込みました。帝産ロッヂで最終合宿をする選手の皆さんに、学校長より応援の言葉とともにお渡ししました。北京の地で日の丸がはためくことを期待します。すばらしい成績と思い出が残るよう祈っています」(2022年1月14日)

 ランキング上位を眺めると公立高校が善戦している。

 帯広三条高校、帯広南商業、釧路江南高校、倶知安高校(以上、北海道)、盛岡南高校(岩手)、十日町高校(新潟)、飯山高校、白馬高校(以上、長野)などだ。山形中央高校のように体育科が設置されているところもあり、自治体の力の入れ方がよくわかる。

 五輪での卒業生の活躍は大学より高校のほうが盛り上がる。地域を代表して、という思いがあるからだろう。アスリートも出身高校には思い入れがたっぷりあるようで、母校からの応援にたいそう励まされる。活躍を期待したい。(教育ジャーナリスト/小林哲夫

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