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■渡辺祥子(映画評論家)
評価:★★★
悪徳警官揃いの90年代警察組織の中で、担当事件の犯人を退職後も追い続ける孤独な元刑事がジョニーの役。彼と記者役ウィテカーの顔だけ覚えれば犯人はわからなくても話はわかる、あとは悪党ばかりだからという作り。
■大場正明(映画評論家)
評価:★★★
97年に起こった事件よりも、18年経っても一人で真相を追及しつづける実在の元刑事の執念に焦点をあてた犯罪ドラマ。彼と行動を共にする架空の記者を登場させることで、複雑な背景や警察の不正を巧みに描き出している。
■LiLiCo(映画コメンテーター)
評価:★★★
やっぱりデップはオーラを消せる凄い役者だ。まずそこです。事実に基づくとなると、これはかなり信じ難い危ない話。でもそこにうまくエンタメ色を入れた。いろんな名前が出てきますが、それが脳に良い刺激を与えました。
■わたなべりんたろう(映画ライター)
評価:★★★
現実には未解決な事件にフラッシュバックとナレーションを多用して描くと、どうしても再現ドラマに近くなる。デップを始め俳優陣はソリッドな演技であり、監督の意欲と力量も十分なだけに、そこが残念極まりない。
(構成/長沢明[+code])
※週刊朝日 2022年8月12日号
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