安田大サーカスのクロちゃんが、気になるトピックについて"真実"のみを語る連載「死ぬ前に話しておきたい恋の話」。今回のテーマは「受験」。両親が教育熱心だったと語るクロちゃんは、小学生の頃から数多くの習い事を経験。しかし、勉強はまったく好きになれなかったという。その結果、大学受験では失敗を繰り返し、浪人生活を送ることに。「両親はもうすっかりあきれていた」と語るクロちゃんのヤバすぎる浪人時代とは?
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今回のテーマは受験。
振り返ってみると、ボクの受験は失敗の連続だった。中でも、大学受験は57学部に落ちて、受験費用だけで200万円以上かかった。
そこまで落ち続けた理由は、もちろん分かっている。
いっさい勉強しなかったから(笑)。
元々、ボクは昔から勉強が大嫌い。でも、うちの両親は教育熱心だったから、小学生の頃から、いろんな習い事をさせてくれていた。当然、塾にも通っていたし、それ以外にも硬筆、毛筆、エレクトーンやサッカークラブにも入っていた。長男っていうのもあったからなのか、すごい期待してくれていたんだと思う。
でも、当人のボクは勉強が好きなわけじゃないから、塾もだんだんサボるようになったし、その他の教室も結局、途中でやめてしまった。習い事を始めたその瞬間だけは「がんばろう!」って気合いが入るんだけど、一切持続できないんだよね。
そんな状況だから、中学受験にもチャレンジしたけど、当然結果は不合格。その後は、家庭の事情もあって、知り合いが誰もいない中学校へ転入。でも、それが心機一転って感じで逆に良い影響を与えたのか、出だしの成績はすごくよかったのを覚えている。たしか上位10番以内には入っていたはず。
でも、結局それも長くは続かず、1年生の終わりには下位から10番以内にまで降下していた。出だしの成績が良かったせいで「ボクは頭良いんだ」って途中であぐらをかいちゃったんだよね。まさか、成績がこうも真逆になるとは驚き…。
そんな成績だったけど、もちろん高校にはいきたいわけで…。でも受験勉強は絶対したくない。
さあ、どうしよう。
悩んだボクは「内申点をあげればいいんだ」ってことに気がついて、生徒会長に立候補。そして、みごと当選。そのおかげで、高校受験には成功することができた。受験勉強なんてまったくしてないし、テストの出来はひどかったから、ほぼ内申点のおかげだったと思う。