丸山茂樹氏は、NFLのトム・ブレイディ選手の引退、米PGAツアーのルーク・リスト選手の初優勝などについて語る。
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NFLの大スター選手が引退を表明しました。タンパベイ・バッカニアーズのQBトム・ブレイディ(44)です。スーパーボウルで7回も優勝して、やり尽くした感があると思いますよ。地位も名誉もしっかり残りました。
そんな彼も、ドラフトは199位指名だったんですよね。エースのけがをきっかけに出番が増え、どんどんのし上がっていった。スーパーモデルと結婚して、3人の子どもがいて。アメリカンドリームですね。
あとは大好きなゴルフなんかを楽しむだけじゃないですか? 何度かロサンゼルス郊外のゴルフ場で見かけましたけど、結構いいスイングしてましたよ。めちゃくちゃ背が高くて、スラッとしてて、モデルみたいにカッコよかった。息子に「一緒に写真撮ってもらおうよ」って言ったら、「恥ずかしいからやめようよ」って。撮っときゃよかったですよ。ハハハ。
さて米PGAツアーの「ファーマーズ・インシュランス・オープン」(1月26~29日、カリフォルニア州サンディエゴのトーリーパインズGCサウスコース)は、37歳のルーク・リストが悲願の初優勝。2003年のツアー初出場から200試合以上かかりました。
2時間も待たされてプレーオフになりましたけど、相手のウィル・ザラトリス(25)はパットに難があるので、そこが最後に勝負を分けたかなという気がします。
リストはもともと飛距離はトップクラスです。潜在能力としては十分だったのが、ようやく優勝に結びつきました。あと10年ぐらいは頑張れると思うんで、ここからどんどん上がっていってほしい選手ですね。
松山英樹(29)は3日目を終えて57位だったのを、最終日は68で回って30位まで上がりました。相変わらず最終日には立て直していいゴルフをしてくるという、らしさは出てました。初日、3日目とサウスコースでスコアを伸ばせなかったのが痛かったですね。