西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱する帯津良一(おびつ・りょういち)氏。老化に身を任せながら、よりよく老いる「ナイス・エイジング」を説く。今回のテーマは「免疫力を高めるベスト10」。
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【コロナ】ポイント
(1)コロナに対抗するために自分の免疫力を高めよう
(2)私なりに免疫力を高めるベスト10の方法を考えた
(3)まずは体温の上昇により免疫力をアップさせよう
コロナに対抗するには、感染予防と同時に、自分自身の免疫力を高めることが大事です。そのためにはどうすればいいか。私なりにベスト10を考えてみました。
(1)こまめに動くことで、体温の上昇をはかる。体温の上昇は免疫力をアップさせるのです。
仕事とは立ち働くことです。その意識を持って、日常的に動き回るようにしましょう。
(2)食事のときは、唐辛子をできるだけ多くとって、体温の上昇をはかる。
私は毎食、白菜に七味唐辛子をたっぷりかけて食べています。
(3)発酵食品あるいはプレバイオティクス(腸内細菌の状態を改善する食物)を多くとる。
私は甘酒を毎朝、飲んでいます。ぬか漬け、白菜の浅漬けが好物です。納豆ご飯が大好きで、朝食や晩酌に納豆はよく登場します。一粒ずつ食べると、酒のつまみになりますよ。
(4)ビタミンCを意識的に摂取する。
ビタミンCはストレスや疲労による体力低下を防ぎます。ホテルに泊まったときに朝食には必ず、フレッシュ・オレンジジュースを頼みます。それと生ビールも(笑)。
(5)コレステロールを適度に高めるようにする。
コレステロールを目の敵にする人がいますが、コレステロールは頭の働きを良くして認知症を予防したり、免疫細胞の細胞膜を構成したりと、健康長寿に不可欠なものです。私は朝に目玉焼きを食べて、コレステロールを維持しています。