コンテンツは、やはり政治・経済の深掘り記事やオピニオンが王道ではないでしょうか。

 たとえば、米国と中国の対立が激しくなるなかで、日本はもっと科学技術に予算を投入すべきです。しかし、憲法9条の制約で、防衛費を先端技術の開発に投入することは難しい。米国や中国は、ドローンや自動運転の技術開発に軍事費をどんどんつぎこんでいます。週刊朝日の論調とは違うかもしれないけど、こういった問題について鋭く切り込んでほしい。

 岸田政権が掲げる「新しい資本主義」なんて、社会主義者の発想ですよ。週刊朝日は、それを批判する骨太の記事で誌面を埋め尽くして、世の中を動かし、国を動かす。そうなればおもしろいです。

 週刊朝日には、長年のブランドがあります。それが実現できるポテンシャルは十分にありますよ。

堀江貴文(ほりえ・たかふみ)/1972年生まれ。現在はロケットエンジン開発やアプリのプロデュース、予防医療普及協会理事として予防医療を啓蒙する活動など、さまざまな分野で活動する

週刊朝日  2022年2月25日号

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