この記事は、映画「キューポラのある街」(62年公開)の公開から2年8カ月ほど後に掲載されたもの。スターの座を確固たるものにしたにもかかわらず、ごく普通の10代女性として過ごしている様子がうかがえる。
誌面には、両手を頬に近づけたポーズを取った写真が掲載された。
今回、同じポーズを取っていただき、撮影をした。ご覧のような若々しさを保つ秘訣とは一体?
「最近(コロナ禍で)どうしてもしゃべることが少なくなっているので、口の周りの筋肉が衰えてきます。自分で鏡を見て、『あっ、これではいけない』と思って、口の運動と発声練習をやり始めたところです。口だけじゃなくて、体全体も活気づいて、元気になってくると思います」
スポーツジムにも通っているという。そのジムは毎週本誌を取っているそうで、運動の前後に読んでいるそうだ。
「やっぱり映画人ですから、どういう映画を取り上げているんだろうとまずそこから読みます。次に本の紹介と、そのときそのときあったことがらに対する見解についての記事を読みます」
ジム通いで体を鍛え、心も豊かにする日々だ。(本誌・菊地武顕)
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※週刊朝日 2022年2月25日号