放送作家・鈴木おさむさんが、今を生きる同世代の方々におくる連載『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は、涙について。
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涙についてネットでいろいろと調べてみる。涙の役割は、大きく分けて3種類あるらしく、目の機能を保護する「基礎分泌の涙」、外部からの刺激による「反射の涙」、そして感情が高ぶることによる「情動の涙」だそうです。
3つ目が感動したり悔しかったりしたときに流す感情による涙ってことですね。
色んなところに、涙を流すことにより、ストレスを開放したりリラックスさせてくれることが書かれている。だから「涙活」なんて言葉も生まれるんですね。
で、色々調べている中、とある眼科のHPに涙について非常に興味深い記事が。なんと「感情によって涙の味が変わる」というもの。
見てみると、「実は涙の味は感情によって変わってくるって知ってましたか?」と。知らない!でも、確かに、涙が口に入って来た時「しょっぱい」って感じる時と感じない時がある。
その記事によると、涙を流しているときに交感神経が働いているのか、副交感神経が働いているのかによって味が変わってくるのだとか。
交感神経が働いているときは悔しいときや腹が立っているときだそうで、その時は塩辛くてしょっぱい味の涙が流れてくるそうです。Salty tearsです。
逆に副交感神経が働いて出た時は、嬉しいときや悲しいときのようで、涙の味は水っぽくて少し甘めの涙となるそうです。
確かに。ちょっと甘いなって思う時あるんですよね。涙。Sweet tears。
じゃあ、映画を見ているときに出る涙は「Sweet tears」になるのか?でも、全部が全部、そうじゃない気がする。
映画を見て涙が出る時がある。その涙もいろんな種類がある。韓国映画の「トガニ」を見た時には、その物語が現実に起きたことをベースにしているため、悔しい涙が流れた。