星友啓さん/出版記念オンラインセミナー(無料・アーカイブあり)が3月19日(土)にあります。詳細&申し込みはこちらより。https://note.com/kentanagakura/n/ndb8a7b93f5ad
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 先進国の中でも自己肯定感が極端に低いといわれる日本人。昨今、教育界でも「自己肯定感」を育むことの大切さが声高に言われるようになっています。ではどうやって自己肯定感は高めていけるのでしょうか。オンラインスクールでありながら全米トップ校として知られる「スタンフォード大学オンラインハイスクール校長」の星友啓さんが新刊『全米トップ校が教える自己肯定感の育て方』(朝日新書)の中で最新科学によるメソッドを公開しています。

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 まず、自分はどんな時に自己肯定感が高まるか、想像してみてください。

 テストでいい点を取った、売り上げ目標を達成した、給料が上がった、上司や家族、周りに褒めてもらった……。

 こんなことを考える人は多いのではないでしょうか?

 このように、人との比較で自分の方が高い評価を受けることを「外発的な報酬」と呼ばれます。外発的な報酬を得ことで、ポジティブな気分になり、自分を肯定する気持ちが高まるのはごく当たり前です。

 しかし、だからこそ、要注意!

 外発的な報酬に基づく自己肯定感は短期的には強いものの、長期的に依存していると、心にも体にも、悪影響を及ぼします。

 例えば、お金による経済的な動機付けが強い人は、長期的には総合的な自己肯定感が低くなりがちで、うつや不安を抱えやすいといいます。

 ステータスや見た目の良さなどを求める場合も同様で、精神面以外にも頭痛や肩こりなどの身体的健康にも影響が出たり、友人、恋愛、家族など、人間関係にも問題が出てくることが報告されています。

 お金やステータスを求めすぎると、あまり心にいい影響がなさそうだと、常識的にもイメージできると思いますが、実際に心理学や医学の科学的な視点からも確認されているというわけです。

 だから、外発的な報酬で気分が良くなり、自己肯定感が一時的に上がったとしても、決してそれでよしとしてはいけないのです。

 外発的な報酬に加えて、自己肯定感を高めるためにやってはいけないことがもう一つあります。

 それは、ネガティブな気持ちを無理やり抑え込んだり、無理に忘れようとすること。

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ネガティブな気持ちを無理やり忘れようとすることで…