自らを「気ぃ使いの完璧主義者」と分析する。だからこそ個性を確立できたが、半面、俳優としてはその気質が邪魔になることもあった。
「現場全体の雰囲気を盛り上げたりすることに気を使い過ぎてしまう。結果、自分のために“領域展開”する“呪力”が残ってない、みたいなこともありました」
3月24日に全世界独占配信されるNetflix映画「桜のような僕の恋人」では、これまでと全く違う時間を過ごした。
「ここまで自分に集中して、本音でお芝居できたのは初めて。時系列的には『彼女はキレイだった』の前なので、どちらも観ていただいて、進化していく僕を楽しんでいただけるとうれしいです」
(ライター・大道絵里子)
※AERA 2022年3月21日号