世界フィギュア16位でも伸びしろに期待　村元哉中、高橋大輔ペアの成長がもっと見たい

　高橋は、世界選手権の直前に36歳の誕生日を迎えた。ジャンプが無いとはいえ、アイスダンスではシングルとはまた違う筋力が必要とされる。女性を持ち上げるリフトは言うまでも無いが、足元のみならず全身において精緻を極めたコントロールを要求される競技なだけに、体力の問題は少なからずあるだろう。しかし、同組の進化のペースは驚嘆すべきものであり、寄せられる今後への期待も高い。

　前述のフィアー、ギブソン組は、結成3年目以降飛躍的に成績を上げ、6シーズン目の今回は6位に入賞している。まだまだ成長曲線のとば口にいる「かなだい」は、試合後、4月中に進退を定めると口にした。今はただ、二人の決断を待つばかりだ。(菱守葵)

※週刊朝日オンライン限定記事