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 ペットはもはや大事な家族。読者とペットの愛おしい日常のひとコマをお届けします。今回の主役は、サニィちゃんとラウルちゃん、そして犬のギニィスちゃんです。

【写真】こんな姿見たことない! 枯れ葉をやさしく抱えて立ち上がる猫

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 2匹の保護とデカワンコと暮らしています。

 最初に迎えたのは雌猫のサニィ(写真左、14歳)。警戒心が強く、わが家に着くなりパニックを起こしてケージを壊しそうな勢いで暴れました。

 保護団体の方と必死でケージを押さえながら、「うちに来たのはネコじゃなくてトラなの!?」とぼうぜんとしました。

 その後は隠れて何日も食べません。ようやく食べてからも威嚇と夜鳴きが続きましたが、2カ月後、サニィが私の足に頭をすりつけてゴロゴロとのどを鳴らしました。突然の変貌にびっくり。今では話しかけると必ずお返事し、ひざに乗ってナデナデしてもらいたいべたべたの甘えん坊です。

 3年後、保護猫カフェのブログで見たのがラウル(同中央奥、雄、5歳)です。野性味あふれる雰囲気に惹かれたのと、他の猫の枕になってあげている写真を見て、きっとサニィとうまくいくと思ったのです。彼は驚くほどフレンドリー。サニィには逃げられる夫や次男にも抱っこされます。サニィにシャーシャー言われ、猫パンチされても、1カ月後にはすっかり仲良くなって、一緒に眠るようになりました。

 そして昨年やって来たのが、いつか一緒に暮らしたいと長年夢みていたアイリッシュウルフハウンドのギニィス(同右、雌、6歳)です。

 長男が進学で家を出たこともあり、銀婚式の記念に決断しました。子犬ではなく5歳の彼女にしたのは、穏やかで優しく、猫たちに危害を加えないと確信できたからです。

 警戒心の強いサニィが尻尾をピンと立てて、あいさつに行った時には驚きました。サニィもラウルも、このジェントルジャイアントが大好きなようです。(茨城県美浦村/50歳/自営業)

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週刊朝日  2022年4月15日号